今年もCARTが日本にやってきた!今季第4戦Firestone Firehawk 500が5月14日、栃木県茂木町ツインリングもてぎの1.5マイルオーバルコースで行われた。雨のため1日順延されて行われた決勝は、ポールポジションのファン・モントーヤ(チップ・ガナッシ・レーシング)が序盤から圧倒的な早さで他車を引き離し、モントーヤのチームメート、ジミー・バッサー(チップ・ガナッシ・レーシング)と1周目に5台をごぼう抜きにしたマイケル・アンドレッティ(ニューマン/ハ−ス・レーシング)がかろうじてついていく展開で始まった。120周でバッサーがギアボックストラブルで戦列を離れた後もレースの殆どをモントーヤがリードしていたが、170周のイエローの間にモントーヤにポップオブバルブのトラブルが発生し、この時に1回余計にピットに入ったため優勝争いから脱落しトヨタの初優勝の夢が潰えた。常時チップ・ガナッシの2台の後ろにぴたりとつけ、時に熱い戦いを繰り広げたアンドレッティが最後にトップに立ち、終盤のダリオ・フランキッティ(チーム・グリーン)の追い上げもかわして昨年のゲートウェイ以来の通算39勝目を挙げた。3位は好調を持続するロベルト・モレノ(パトリック・レーシング)。モントーヤは7位。また去年までもてぎ2連勝中だったエイドリアン・フェルナンデス(パトリック・レーシング)はいいところなく周回遅れの10位に終わった。ポイントランキングはこのレース6位のポール・トレイシー(チーム・グリーン)がリタイヤのバッサーを引き離してリードを広げた。ルーキー・オブ・ザ・イヤー争いは今回5位に入ったケニー・ブラックが10ポイントを追加し、トップのアレックス・タグリアーニ(フォーサイス・レーシング)に迫っている。日本の中野選手は14位、黒澤選手はいい所なく20位(リタイヤ)に終わった。
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主な結果は次の通り。
第4戦の結果 1 マイケル・アンドレッティ ニューマン/ハ−ス・レーシング
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