2004年第5戦 Bombardier 500K

Texas Motor Speedway (Texas, USA)

ホンダパワー全開!カナーン今季2勝目!松浦もトップを走る!

 インディ500が終わった6月12日、ハイスピードオーバルの戦いが戻って来た。IRL第5戦がテキサス州のテキサスモータースピードウェイで今年初のナイターレースで行われた。20度を越す傾斜を持つバンクのために毎年物凄いレースが展開されるが、今年はそれがホンダパワーとトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)のものとなった。好位置からスタートしたカナーンは、激しい上位争いの中でも確実にトップ周回を稼ぎ、優位にレースを進めるクレバーな走りでやや荒れ気味だったこのレースを優勝した。カナーンのチームメイトのダリオ・フランキッティ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が久しぶりに強さを発揮して、昨年の事故から復帰して以来最高位となる2位を獲得した。3位は予選22位から追い上げたアレックス・バロン(チーバー・レーシング)。松浦孝亮選手(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング)は、カナーンがピットインした98周目にトップに立ち、そのまま8周に渡ってトップをキープするなど好調だったが、中盤の141周目にメカニカルトラブルのためリタイヤした。高木虎之介選手(モー・ナン・レーシング)はトップと同一周回の10位に入ったが、強さは見せつけられなかった。
 

IRL 2004シーズン第5戦 Bombardier 500K 最終結果(オーバルトラック1周 1.5 miles)
着順 予選 車番 Driver Car Name シャシー/エンジン 周回数 リタイヤ理由 得点 総合
得点
1 3 11 トニー・カナーン Andretti Green Racing ダラーラ/ホンダ 200 完走 53 210
2 1

27
ダリオ・フランキッティ Andretti Green Racing ダラーラ/ホンダ 200 完走 40 108
3 22 51 アレックス・バロン Cheever Racing ダラーラ/シボレー 200 完走 35 117
4 11 6 サム・ホーニッシュJr. Team Penske ダラーラ/トヨタ 200 完走 32 119
5 9 5 エイドリアン・フェルナンデス Fernandez Racing G-フォース/ホンダ 200 完走 30 80
6 13 17 ヴィトール・メイラ Team Rahal G-フォース/ホンダ 200 完走 28 69
7 15

13
グレッグ・レイ Access Motorsports

G-フォース/ホンダ
200 完走 26 84
8 14 10 ダレン・マニング Chip Ganassi Racing G-フォース/トヨタ 200 完走 24 124
9 19 24 フェリペ・ジャフォーネ Dreyer & Reinbold Racing ダラーラ/シボレー 200 完走 22 37
10 18

12
高木虎之介 Mo Nunn Racing ダラーラ/トヨタ 200 完走 20 108
11 20

20
アル・アンサーJr. Patrick Racing ダラーラ/シボレー 198 完走 19 32
12 6 3 エリオ・カストロネベス Team Penske ダラーラ/トヨタ 197 完走 18 146
13 12

26
ダン・ウェルドン Andretti Green Racing ダラーラ/ホンダ 190 ギアボックス 17 175
14 16

1
スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing G-フォース/トヨタ 182 クラッシュ 16 122
15 2 15 バディ・ライス Team Rahal G-フォース/ホンダ 181 クラッシュ 15 144
16 4 55 松浦孝亮 (R) Super Aguri Fernandez Racing G-フォース/ホンダ 141 メカニカル 14 95
17 10 2 マーク・テイラー (R) Panther Racing ダラーラ/シボレー 125 クラッシュ 13 67
18 21 8 スコット・シャープ Kelley Racing ダラーラ/トヨタ

125
エンジン 12 90
19 5 7 ブライアン・ハータ Andretti Green Racing ダラーラ/ホンダ 113 メカニカル 12 103
20 8 4 トーマス・シェクター Panther Racing ダラーラ/シボレー 48 メカニカル 12 85
21 7 52 エド・カーペンター (R) Cheever Racing ダラーラ/シボレー 46 クラッシュ 12 64
22

17
14 A.J.フォイト4世 A.J. Foyt Enterprises ダラーラ/トヨタ

38

クラッシュ

12

68

トータルレースタイム: 1時間53分24秒1239、平均スピード: 153.965 mph

ファステストラップ:ヴィトール・メイラ(4周目、 211.483mph、24.7679秒)

ラップリーダー
ドライバー リードラップ
トニー・カナーン 145周(23-27, 34-97, 112-128, 135-177, 179-181, 188-200)
ダリオ・フランキッティ 28周(1-22, 28-33)
松浦孝亮 8周(98-105)
バディ・ライス 7周(129-134, 178)
ダン・ウェルドン 6周(182-187)
グレッグ・レイ 3周(107-109)
エリオ・カストロネベス 2周(110-111)
サム・ホーニッシュJr. 1周(106)
 
イエローフラッグ
周回 原因ドライバー 事故種類
26-30 ダレン・マニング、エド・カーペンター アクシデント(ターン1)
38-44 A.J.フォイト4世(リタイヤ) アクシデント(ターン4)
46-56 エド・カーペンター(リタイヤ) アクシデント(ターン4)
126-133 マーク・テイラー(リタイヤ) アクシデント(バックストレート)
180-185 バディ・ライス(リタイヤ)、ダレン・マニング
スコット・ディクソン(リタイヤ)、エイドリアン・フェルナンデス
アクシデント(ターン3)
アクシデント(ピット出口)
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