圧勝カナーン！２年連続でフェニックスを制す！

　３月２１日、フェニックス・インターナショナル・レースウェイにてインディ−レーシングリーグの第２戦、Copper World Indy 200が開催された。フロントローをアンドレッティ・グリーン・レーシングが占めたこのレースは、１周目に予選２位のトニー・カナーン（アンドレッティ・グリーン・レーシング）飛び出してからは誰も追いつけないペースを維持して２００周中実に１９１周をリードラップする圧倒的な強さで走りきり、ダントツの優勝を成し遂げた。カナーンにとっては自身のIRL初優勝を遂げた記念の地でもあり、２年連続の優勝となった。２位はカナーンのライバル、スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング）、３位はダン・ウェルドン（アンドレッティ・グリーン・レーシング）で２戦連続。日本選手はトップ争いにいまいち参加出来ないものの粘りの走りで、高木虎之介選手（モー・ナン・レーシング）は１周遅れの８位、松浦孝亮選手（スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング）は２周遅れの１１位だった。
　

IRL 2004シーズン第２戦 Copper World Indy 200 最終結果（オーバルトラック１周 1.0 miles）

着順	予選	車番	Driver	Car Name	シャシー／エンジン	周回数	リタイヤ理由	得点	総合得点
1	2	11	トニー・カナーン	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	200	完走	50	77
2	5	9	スコット・ディクソン	Chip Ganassi Racing	G-フォース／トヨタ	200	完走	42	52
3	1	26	ダン・ウェルドン	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	200	完走	35	70
4	17	51	アレックス・バロン	Cheever Racing	ダラーラ／シボレー	200	完走	32	46
5	6	10	ダレン・マニング	Chip Ganassi Racing	G-フォース／トヨタ	200	完走	30	58
6	3	3	エリオ・カストロネベス	Team Penske	ダラーラ／トヨタ	200	完走	28	71
7	9	7	ブライアン・ハータ	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	200	完走	26	43
8	14	12	高木虎之介	Mo Nunn Racing	ダラーラ／トヨタ	199	完走	24	56
9	12	15	バディ・ライス	Team Rahal	G-フォース／ホンダ	198	完走	22	48
10	11	13	グレッグ・レイ	Access Motorsports	G-フォース／ホンダ	198	完走	20	36
11	10	55	松浦孝亮 (R)	Super Aguri Fernandez Racing	G-フォース／ホンダ	198	完走	19	38
12	15	2	マーク・テイラー (R)	Panther Racing/Team Menards	ダラーラ／シボレー	198	完走	18	30
13	19	8	スコット・シャープ	Kelley Racing	ダラーラ／トヨタ	197	完走	17	39
14	18	14	A.J.フォイト４世	A.J. Foyt Enterprises	ダラーラ／トヨタ	197	完走	16	31
15	4	6	サム・ホーニッシュJr.	Team Penske	ダラーラ／トヨタ	195	完走	15	65
16	8	4	トーマス・シェクター	Panther Racing	ダラーラ／シボレー	180	クラッシュ	14	44
17	7	27	ダリオ・フランキッティ	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	180	クラッシュ	13	26
18	20	24	ロビー・ビュール	Dreyer & Reinbold Racing	ダラーラ／シボレー	177	クラッシュ	12	32
19	16	52	エド・カーペンター (R)	Cheever Racing	ダラーラ／シボレー	132	クラッシュ	12	30
20	13	5	エイドリアン・フェルナンデス	Fernandez Racing	G-フォース／ホンダ	0	トランスミッション	12	12

トータルレースタイム： 1時間33分45秒8490、平均スピード： 127.981 mph

ファステストラップ：ダレン・マニング （173周目、 161.433mph、22.3003秒）