８月１５日、IRL第１１戦がケンタッキー州のケンタッキースピードウェイで行われた。今回のレースでもホンダ勢の優位は変わらなかったが、これまでアンドレッティ・グリーンとレイホール勢に牛耳られていた鬱憤を晴らすべく、オーナードライバーのエイドリアン・フェルナンデス（フェルナンデス・レーシング）が奮起、落ち着いたレースの中で死にものぐるいでトップ集団に食らい付き、１５２周にトップに立つとあとは１度たりともその座を譲らず、IRL移籍後の初勝利を挙げた。この奮起には好調のバディ・ライス（チーム・レイホール、２位）やダン・ウェルドン（アンドレッティ・グリーン・レーシング、３位）も歯が立たなかった。チームメートの奮起に促されたのか、松浦孝亮選手（スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング）もやっと実力以上の走りを発揮し、４位という自己最高位の成績をおさめることが出来た。一方不調から脱しきれないのは高木虎之介選手（モー・ナン・レーシング）で、またも２０位と完走最下位に終わった。
　

IRL 2004シーズン第１１戦 Belterra Casino Indy 300 最終結果（オーバルトラック１周 1.5miles）

着順	予選	車番	Driver	Car Name	シャシー／エンジン	周回数	リタイヤ理由	得点	総合 得点
1	4	5	エイドリアン・フェルナンデス	Fernandez Racing	G-フォース／ホンダ	200	完走	50	246
2	1	15	バディ・ライス	Team Rahal	G-フォース／ホンダ	200	完走	40	383
3	11	26	ダン・ウェルドン	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	200	完走	35	346
4	10	55	松浦孝亮 (R)	Super Aguri Fernandez Racing	G-フォース／ホンダ	200	完走	32	210
5	2	11	トニー・カナーン	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	200	完走	33	433
6	5	27	ダリオ・フランキッティ	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	200	完走	28	266
7	7	17	ヴィトール・メイラ	Team Rahal	G-フォース／ホンダ	200	完走	26	256
8	14	52	エド・カーペンター (R)	Cheever Racing	ダラーラ／シボレー	200	完走	24	165
9	21	7	ブライアン・ハータ	Andretti Green Racing	ダラーラ／ホンダ	200	完走	22	249
10	8	10	ダレン・マニング	Chip Ganassi Racing	G-フォース／トヨタ	200	完走	20	236
11	17	51	アレックス・バロン	Cheever Racing	ダラーラ／シボレー	200	完走	19	226
12	6	3	エリオ・カストロネベス	Team Penske	ダラーラ／トヨタ	200	完走	18	298
13	9	1	スコット・ディクソン	Chip Ganassi Racing	G-フォース／トヨタ	200	完走	17	243
14	3	6	サム・ホーニッシュJr.	Team Penske	ダラーラ／トヨタ	199	完走	16	283
15	19	20	ジャック・ラジェ	Patrick Racing	ダラーラ／シボレー	199	完走	15	52
16	18	24	フェリペ・ジャフォーネ	Dreyer & Reinbold Racing	ダラーラ／シボレー	199	完走	14	131
17	16	8	スコット・シャープ	Kelley Racing	ダラーラ／トヨタ	199	完走	13	190
18	15	14	A.J.フォイト４世	A.J. Foyt Enterprises	ダラーラ／トヨタ	199	完走	12	159
19	12	13	マーク・テイラー (R)	Access Motorsports	G-フォース／ホンダ	199	完走	12	145
20	20	12	高木虎之介	Mo Nunn Racing	ダラーラ／トヨタ	198	完走	12	187
21	22	2	タウンゼンド・ベル	Panther Racing	ダラーラ／シボレー	157	クラッシュ	12	107
22	13	4	トーマス・シェクター	Panther Racing	ダラーラ／シボレー	137	火災	12	161