2003年第5戦 Bombardier 500

Texas Motor Speedway (Texas)

まだまだ若いもんには負けん!アンサー今季初優勝!高木も自己最高の3位!

 Indy500の興奮も覚めやらぬ6月7日、IRL第5戦、Bombardier 500がテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。毎年恒例のナイトレースとして開催されるこのレースは、傾斜角(バンク)の大きさのために超高速の激しいバトルが展開される所として特に有名になっている。今年も例に漏れぬ激戦が展開され、ポール・ポジションのトーマス・シェクター(チップ・ガナッシ・レーシング)、アル・アンサーJr.(ケリ−・レーシング)、トニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)の3人を中心にして激しいつばぜり合いが展開された。シェクターは途中のピットで燃料引火、その後クラッシュしてレースを終えたが、アンサーとカナーンの争いは最終周までもつれ、最後はアンサーJr.がカナーンの追撃をわずか0.081秒という僅差で振りきってゴール、今季初優勝を飾った。3位には高木虎之介選手(モー・ナン・レーシング)が入り、CARTを含めたアメリカでの自己最高位を獲得するとともに、日本人としてはCART,IRL含めて初表彰台にあたる位置に登ったことになる。高木選手は191周目にスコット・シャープ(ケリ−・レーシング)とチームメイトのフェリペ・ジャフォーネ(モー・ナン・レーシング)の3台同時にターンに突っ込み、この影響で残り2台が絡んでリタイヤしているが、この危機を回避しての表彰台だけに、今回は運もあった。ロジャー安川選手(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング)は9位完走と健闘した。
 

IRL 2003シーズン第5戦 Bombardier 500 最終結果(オーバルトラック1周 1.5 miles)
着順 予選 車番 Driver Car Name シャシー/エンジン 周回数 リタイヤ理由 得点 総合得点
1 7 31 アル・アンサーJr. Kelley Racing ダラーラ/トヨタ 200 完走 50 151
2 4 11 トニー・カナーン Andretti Green Racing ダラーラ/ホンダ 200 完走 40 177
3 3

12
高木虎之介 Mo Nunn Racing G-フォース/トヨタ 200 完走 35 115
4 6 15 ケニー・ブラック Team Rahal ダラーラ/ホンダ 200 完走 32 135
5 9

27
ブライアン・ハータ Andretti Green Racing ダラーラ/ホンダ 200 完走 30 30
6 2

9
スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing G-フォース/トヨタ 200 完走 28 116
7 10 3 エリオ・カストロネベス Team Penske ダラーラ/トヨタ 200 完走 26 149
8 8 6 ジル・ド・フェラン Team Penske G-フォース/トヨタ 199 完走 24 132
9 11 55 ロジャー安川 (R) Super Aguri Fernandez Racing ダラーラ/ホンダ 199 完走 22 80
10 16 4 サム・ホーニッシュJr. Panther Racing ダラーラ/シボレー 199 完走 20 92
11 15

13
グレッグ・レイ Access Motorsports

G-フォース/ホンダ
199 完走 19 65
12 17 2 ヴィトール・メイラ Team Menards ダラーラ/シボレー 197 完走 18 36
13 19

91
バディ・ラジェ Hemelgarn Racing

ダラーラ/シボレー
196 完走 17 56
14 20 52 バディ・ライス Cheever Racing ダラーラ/シボレー 195 完走 18 88
15 21 23 サラ・フィッシャー Dreyer & Reinbold Racing ダラーラ/シボレー 194 完走 15 62
16 12 8 スコット・シャープ Kelley Racing ダラーラ/トヨタ 190 クラッシュ 14 130
17 5 21 フェリぺ・ジャフォーネ Mo Nunn Racing G-フォース/トヨタ 190 クラッシュ 13 106
18 1 10 トーマス・シェクター Chip Ganassi Racing G-フォース/トヨタ

173
クラッシュ 12 101
19 22

5
ジャック・ラジェ A.J. Foyt Enterprises ダラーラ/トヨタ 167 油圧 11 68
20 13

26
ダン・ウェルドン (R) Andretti Green Racing ダラーラ/ホンダ 48 メカニカル 10 47
21 14 14 A.J.フォイト4世 (R) A.J. Foyt Enterprises G-フォース/トヨタ 40 クラッシュ 9 58
22

18
24 ロビー・ビュール Dreyer & Reinbold Racing ダラーラ/シボレー

14

ギアボックス

8

64

トータルレースタイム: 1時間43分47秒8051、平均スピード: 168.213 mph

ファステストラップ:フェリペ・ジャフォーネ(162周目、 221.343mph、23.6646秒)

ラップリーダー
ドライバー リードラップ
トーマス・シェクター 145周(1-91, 96-149)
アル・アンサーJr. 54周(92-95, 150-186, 188-200)
トニー・カナーン 1周(187)
 
イエローフラッグ
周回 原因ドライバー 事故種類
43-47 A.J.フォイト4世(リタイヤ) アクシデント(ターン2)
88-94 なし ごみ(ターン3)
175-185 トーマス・シェクター(リタイヤ) アクシデント(ターン2)
191-198 スコット・シャープ(リタイヤ)、フェリペ・ジャフォーネ(リタイヤ)、高木虎之介
ブライアン・ハータ、エリオ・カストロネベス
アクシデント(ターン3)
スピン(ターン4)
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