2001年第13戦 Chevy 500

Texas Motor Speedway

目まぐるしいトップ争いにテキサス沸く!ホーニッシュJr.優勝でタイトルに華!

 インディーレーシング今季最終戦となるIRL第13戦Chevy 500は、アメリカテロの影響で10月6日に延期されて行われた。前の週にインディアナポリスで行われたF1に負けず劣らずの盛り上がりを見せるテキサス・モータースピードウェイでのレースは、今季最後に一花咲かそうと意気込むレーサーの意地と意地がぶつかりあう素晴らしいレースとなった。レースは既にタイトルを決めているサム・ホーニッシュJr.(パンサー・レーシング)を中心としてスコット・シャープ(ケリー・レーシング)、ロビー・ビュール(ドライヤー&ラインボールド・レーシング)らによって32回(あくまで公式記録)のリーダーチェンジを伴う目の離せない展開が続き、この展開のまま最後までもつれたレースは、この3人がほとんど同時にフィニッシュラインを突っ切るレースそのままのゴールを迎え、僅か0.0188秒の差で、サム・ホーニッシュJr.が第2戦以来の3勝目を手にした。シャープは2位、ビュールは3位だった。これにより年間ポイントが全て確定し、ホーニッシュJr.は503ポイントと、500ポイントの大台を越えた最初のドライバーとなった。フェリペ・ジャフォネ(トライスター・モータースポーツ)はこのレース21位に終わったが、ルーキーオブザイヤーを獲得した。今年のルーキーではただ一人の全戦出場であり、ある意味当然の結果ではあったが、トップ争いに絡む程の力を見せ、充実したルーキーイヤーになっただろう。服部茂章選手(キュニングハム・レーシング)はこのレースハンドリングトラブルでリタイヤした。しかし今年度は自己最高位を更新し、何度も上位に食い込む力を見せ、来季のさらなる成長が楽しみである。(215ポイントで13位)


IRL 2001シーズン第13戦(最終戦)最終結果(オーバルトラック1周 1.5 mile)

着順 予選 車番 Driver Car Name シャシー/エンジン 周回数 リタイヤ

得点
総得点
1 1

4
サム・ホーニッシュJr. Pennzoil Panther Racing ダラーラ/オーロラ 200 完走

52
503
2 3 8 スコット・シャープ Kelley Racing ダラーラ/オーロラ 200 完走

40
355
3

14
24 ロビー・ビュール Dreyer & Reinbold Racing G-フォース/インフィニティ 200 完走

35
237
4 5 14 エリセオ・サラザール A.J. Foyt Enterprises ダラーラ/オーロラ

200

完走

32

308
5 23 5 リック・スレッドウェイ (R) Treadway Racing

G-フォース/オーロラ
200 完走

30
59
6 7 3 アル・アンサーJr. Galles Racing G-フォース/オーロラ

200

完走

28

287
7 12 88 アイルトン・ダレ Team Xtreme G-フォース/オーロラ

199

完走

26

239
8 13 11 グレッグ・レイ A.J. Foyt Enterprises

ダラーラ/インフィニティ
197 完走

24
193
9 25

18
ジョン・ハーブ Racing Professionals

G-フォース/オーロラ
191 完走

22
70
10 11 12 バズ・カルキンス Bradley Motorsports ダラーラ/オーロラ 176 エンジン

20
242
11 24

34
ローレント・レドン (R) Conquest Racing

ダラーラ/オーロラ
168 エンジン

19
45
12 4 98 ビリー・ボート Ash Kicker Racing ダラーラ/オーロラ 159 完走

18
313
13 17

99
アンソニー・ラザロ (R) Sam Schmidt Motorsports Racing

ダラーラ/オーロラ
155 エンジン

17
29
14 19 10 ロビー・マッギー Cahill Racing

ダラーラ/オーロラ

151

エンジン

16

196
15 20 32 ディディエ・アンドレ (R) Galles Racing G-フォース/オーロラ

140

クラッシュ

15
188
16 15 55 服部 茂章 Cunningham Racing ダラーラ/オーロラ 113 ハンドリング

14

215
17 2 91 バディ・ラジェ Hemelgarn Racing ダラーラ/オーロラ 102 エンジン

13
398
18 8 51 エディー・チーバーJr. Team Cheever ダラーラ/インフィニティ 91 電気系

12
261
19 22 92 クリス・メニンガ (R) Hemelgarn Racing ダラーラ/オーロラ 85 サスペンション

11
36
20 9

2
ジャック・ラジェ Team Menard ダラーラ/オーロラ 70 サスペンション

10

195
21 6 21 フェリぺ・ジャフォネ (R) Tri Star Motorsports G-フォース/オーロラ 69 エンジン

9
304

22

21
81 ビリー・ロー Zail Racing

G-フォース/オーロラ
44 油圧

8
101

23

16
28 マーク・ディズモア Kelley Racing ダラーラ/オーロラ

41

油圧

7
205

24

10
35 ジェフ・ワード Heritage Motorsports
/Team Menard

G-フォース/インフィニティ
19 サスペンション

6
238

25

18
15 サラ・フィッシャー Walker Racing ダラーラ/オーロラ 0 クラッシュ

5
188

トータルレースタイム: 1時間43分36秒3757、平均スピード: 168.523 mph

ファステストラップ:フェリペ・ジャフォネ(52周目、 221.540mph、23.6436秒)

Firestone "First at 100" Award(レースディスタンスの半分終了時のトップ):スコット・シャープ

ラップリーダー
ドライバー リードラップ
サム・ホーニッシュJr. 114周(2-8, 10-18, 20-21, 23-29, 32-34, 36-37, 45-46, 53-54, 68-98, 101-116,
122, 136-140, 145-47, 161-172, 179, 183-192, 200)
ロビー・ビュール 31周(117-121, 123-135, 148-160)
スコット・シャープ 22周(99-100, 141-144, 173-178, 180-182, 193-199)
ジャック・ラジェ 18周(19, 22, 30-31, 35, 38-44, 47-52)
フェリペ・ジャフォネ 13周(55-67)
バディ・ラジェ 2周(1, 9)
 
イエローフラッグ
周回 原因ドライバー 事故種類
1-7 サラ・フィッシャー(リタイヤ)
ビリー・ボート
アクシデント(ターン4)
スピン(フロントストレッチ)
55-62 ジャック・ラジェ(リタイヤ) ホイール外れ
85-90 クリス・メニンガ(リタイヤ) ベアリング喪失
157-163 アンソニー・ラザロ(リタイヤ) 火災
168-171 ローレント・レドン(リタイヤ) エンジンブロー

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