IRL 2000シーズン第4戦 INDY 500 最終結果(スーパースピードウェイ1周
2.5 mile)
INDY 500参加者リストはこちら。
着順 | 予選 | 車番 | ドライバー | シャシー/エンジン | 周回数 | リタイヤ理由 |
得点 |
総得点 |
|
2 |
|
ファン・モントーヤ(R) |
|
200 | 完走 |
54 |
54 (18) |
2 | 16 |
|
バディ・ラジェ |
|
200 | 完走 |
40 |
138 (1) |
3 | 3 | 11 | エリセオ・サラザール | G-フォース/オーロラ | 200 | 完走 |
36 |
110 (4) |
4 | 6 | 14 | ジェフ・ワード | G-フォース/オーロラ | 200 | 完走 |
32 |
86 (8) |
5 | 10 | 51 | エディー・チーバーJr. | ダラーラ/インフィニティ | 200 | 完走 |
30 |
104 (5) |
6 | 4 | 32 | ロビー・ゴードン | ダラーラ/オーロラ | 200 | 完走 |
28 |
28 (26) |
7 | 7 |
|
ジミー・バッサー |
|
|
完走 |
26 |
26 (29) |
8 | 20 | 7 | ステファン・グレゴワール | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
24 |
62 (15) |
9 | 13 | 4 | スコット・グッドイヤー | ダラーラ/オーロラ |
|
完走 |
22 |
112 (2) |
10 | 5 | 8 | スコット・シャープ | ダラーラ/オーロラ |
|
|
20 |
72 (12) |
11 | 11 | 28 | マーク・ディズモア | ダラーラ/オーロラ |
|
完走 |
19 |
94 (6) |
12 | 15 | 98 | ドニー・ビークラー | ダラーラ/オーロラ |
|
完走 |
18 |
85 (9) |
13 | 26 | 33 | ジャック・ラジェ |
|
|
完走 |
17 |
44 (21) |
14 | 29 | 6 | ジェレット・シュレイダー (R) | ダラーラ/オーロラ |
|
完走 |
16 |
77 (11) |
15 | 31 | 41 | ビリー・ボート | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
15 |
91 (7) |
16 | 24 |
|
ラウル・ボゼール |
|
|
|
14 |
14 (31) |
17 | 17 | 50 | ジェイソン・レフラー (R) | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
13 |
28 (26) |
18 | 22 | 12 | バズ・カルキンス | ダラーラ/オーロラ | 194 | 完走 |
12 |
41 (19) |
19 | 27 | 23 | スティーブ・ナップ | G-フォース/インフィニティ |
|
完走 |
11 |
11 (32) |
20 | 28 | 16 | デイビー・ハミルトン | G-フォース/オーロラ | 188 | 完走 |
10 |
36 (22) |
21 | 12 | 5 | ロビー・マッギー | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
9 |
63 (14) |
22 | 30 |
|
ジョニー・アンサー |
|
|
完走 |
8 |
8 (35) |
23 | 8 |
|
スタン・ウォレス |
|
|
|
7 |
7 (37) |
24 | 14 | 18 | サム・ホーニッシュJr. (R) | ダラーラ/オーロラ |
|
|
6 |
64 (13) |
25 | 21 | 88 | アイルトン・ダレ (R) | G-フォース/オーロラ |
|
|
5 |
48 (19) |
26 | 9 | 24 | ロビー・ビュール | G-フォース/オーロラ |
|
|
4 |
112 (2) |
27 | 23 |
|
リッチー・ハーン |
|
|
|
3 |
3 (41) |
28 | 33 | 48 | アンディ・ヒレンブルグ(R) | ダラーラ/オーロラ |
|
|
2 |
2 (42) |
|
|
3 | アル・アンサーJr. | G-フォース/オーロラ |
|
|
1 |
78 (10) |
|
|
27 | ジミー・カイト | G-フォース/オーロラ |
|
|
1 |
19 (30) |
|
|
15 | サラ・フィッシャー (R) | ダラーラ/オーロラ |
|
|
1 |
31 (25) |
|
|
|
リン・セント・ジェームス |
|
|
|
1 |
1 (43) |
|
|
1 | グレッグ・レイ | ダラーラ/オーロラ |
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|
4 |
55 (17) |
トータルレースタイム: 2時間58分59秒431、平均スピード: 167.607 mph
ファステストラップ:バディ・ラジェ(198周目、 218.494 mph、41秒191)
"Leader at Halfway" Award(レースディスタンスの半分終了時のトップ): ファン・モントーヤ
ラップリーダー
ドライバー | リードラップ |
ファン・モントーヤ | 167周(27-29、33-175、180-200) |
グレッグ・レイ | 26周(1-26) |
ジミー・バッサー | 5周(30、176-179) |
ロビー・マッギー | 2周(31-32) |
周回 | 原因ドライバー | 事故種類 |
66-70 | グレッグ・レイ | アクシデント(ターン2) |
74-84 | サラ・フィッシャー(リタイヤ) リン・セント・ジェームス(リタイヤ) |
アクシデント(ターン1) |
99-102 | コース上にごみ | |
127-130 | コース上にオイル | |
144-150 | グレッグ・レイ(リタイヤ) | アクシデント(ターン2) |
158-161 | サム・ホーニッシュJr. (リタイヤ) | アクシデント(ターン2) |
174-177 | コース上にオイル |
5月20日、INDY500の予選が始まった。予選は3日間あり、最初の日にあたるこの日にトップタイムをマークした者が今年のINDY500のポールシッターとなる。残りの2日間はバンプデイとして、早いタイムを出した者がグリッド下位のドライバーを蹴落とし(バンプ)参戦権を得る日で、この時にポールのタイムを上回ってもポールには立てないため各チームともこの日にあわせてマシンを仕上げてくる。CARTのチップ・ガナッシレーシングはもてぎでのレースを終えてからとんぼ帰りして予選に備え、プラクティスから上位のタイムを連発していたこともあり予選ではモントーヤが2位、バッサーが7位と好位置につけた。しかしそれを上回ったのが昨年のIRL覇者グレッグ・レイで、2分41秒095(4周通算のタイム)を出してモントーヤを上回り見事ポールポジションをゲットした。その他のドライバーでは、コンマ差の争い再来を期待されるアル・アンサーJr.とスコット・グッドイヤーが18位と13位、決勝後にナスカー参戦というハードスケジュールをこなすロビー・ゴードン(チーム・メナード)が4位、IRLランクトップのロビー・ビュールが9位、日産インフィニティエンジンユーザーのエディー・チ−バーJr.が10位、女性ドライバーのサラ・フィッシャーとリン・St.・ジェームスがそれぞれ19位と32位からのスタートとなった。
INDY500の予選に日本からは松田秀士選手が参加したが、ポールデイはマシントラブルにより走ることが出来ずバンプデイに全てを託すことになったが、そのバブルデイに大クラッシュを起こし、足の骨折を含む大怪我を負い、予選通過はならなかった。すぐさま病院に運ばれたが命に別状はない。
一方スレッドウェイ・レーシングから参戦予定だった服部茂章選手はINDY500に向けたテストが十分にこなせなかったことから、結局エントリー締め切り直前になって参戦を取り止めた。服部選手の乗る予定だった同チームの55番(EPSONのスポンサード)にはベテランのラウル・ボゼールが代役として乗り24位で決勝にコマを進めた。
スレッドウェイ・レーシングは昨年ベッテンハウゼン・モータースポーツチームからCARTに数戦参加していた服部茂章選手のIRLへの参戦を発表した。第3戦のラスベガスからの参戦の予定だったが、インディ500のルーキートレーニングに集中するためか、参戦を取り止めている。
服部選手は1998年CARTの1つ下のカテゴリであるインディライツで2勝を挙げる活躍を見せ、昨年は上述のッテンハウゼン・モータースポーツチームのレギュラーシートを獲得し初戦から参戦した。しかし、度重なる事故により一時はライセンスを保留扱いにされるなど思ったような活躍ができず、シーズン途中からはルイス・ガルシアJr.にシートを譲っていた。ベッテンハウゼンチームは今季のドライバーに服部選手を採用しないことを決定したため(同チームの今季のドライバーはミチェル・ジョルディンJr.)服部選手の今季のシートが決まっていなかったが、未確認情報ながらIRLのチームから打診があったことが報じられ、最終的に今回のスレッドウェイ・レーシングとの契約にいたったもの。
スレッドウェイ・レーシングは今季はサム・シュミットとロビー・マッギーの2台体制で戦う予定だったが、シーズン前の合同テストでサム・シュミットが重傷を負い現在リハビリ中で復帰に時間がかかることから代役のドライバーをさがしていた。同チームのレースカーのパッケージはGフォース/オーロラで、チームメートのマッギー選手が第3戦で6位と調子がいいことから服部選手の今季のINDY500にも期待が持てる。CARTのチップ・ガナッシチームがINDY500参戦表明! 2月29日、CARTのトップチームであるチップ・ガナッシレーシングのチップ・ガナッシオーナーは今季のインディアナポリス500マイルレース、通称インディ500にCARTチームとしては分裂以降初めて参戦することを表明した。今年のCARTの日程はインディ500の開催週を空けてあり、参戦が可能となっていたためCARTチームの動向が注目されていた。ガナッシレーシングはIRLの主力マシンの1つであるGフォース/オーロラのパッケージでファン・モントーヤとジミ−・バッサーを参戦させる。なおモントーヤはルーキーの扱いだが、CARTでの活躍によりルーキーテストは免除される模様。
このほかのCARTチームでは、ウォ−カーレーシングが参戦するが、これは既にIRLシリーズに参戦が決定しているサラ・フィッシャーが出場するもので、CARTにおけるウォ−カーのチームドライバー、中野信治選手の参戦の可能性は低い。その他のチームは参戦に前向きな姿勢は示していない。
なお、CART第2戦ナザレスのレースがインディ500前日の5月27日に移ったことにより、参戦予定チームへの影響が心配される。