7月15日、ナイトレースとしてアトランタ・モーター・スピードウェイで開催されたIRL第7戦 Midas 500 Classicで今季5回(本レース含め)ものポールポジションを記録しながらトラブル続きで未勝利が続いていた昨年度IRLチャンピオン、グレッグ・レイ(チーム・メナード)が今季の初勝利をやっと手にした。レイは予選から他を寄せつけない圧倒的な早さでポールポジションを獲得すると、決勝レースでもそのままの早さ、強さを維持して208周中実に182周ものリードラップを奪って圧勝した。残念ながらシリーズポイント争いではほぼ絶望的な所まで来ているレイだが、ポテンシャルはもともと非常に高いものを持っているだけに、今回の優勝で今までの不運を吹き飛ばして残り2戦も圧勝する可能性もある。前戦の優勝でポイントリーダーになっていたエディー・チ−バーJr.(チーム・チ−バー)はエンジントラブルで96周で早々にリタイヤし、代わって今回2位に入ったバディ・ラジェ(ヘメルガン・レーシング)がポイントリーダーの座を奪い返している。3位にはアル・アンサーJr.が入り、やっとIRLのレースに馴染んできた様子。また、参戦3戦目となる服部茂章選手はドライビングに安定感を取り戻し、目立つシーンこそ無かったものの堅実な走りで完走し、トップから2周遅れの9位と健闘した。
IRL 2000シーズン第7戦 最終結果(オーバルトラック1周 1.5 mile)
着順 | 予選 | 車番 | ドライバー | シャシー/エンジン | 周回数 | リタイヤ理由 |
得点 |
総得点 |
|
1 | 1 | グレッグ・レイ | ダラーラ/オーロラ | 208 | 完走 |
55 |
138 (11) |
2 | 11 |
|
バディ・ラジェ |
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40 |
208 (1) |
3 | 24 | 3 | アル・アンサーJr. | G-フォース/オーロラ |
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35 |
170 (6) |
4 | 12 | 5 | ロビー・マッギー | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
32 |
152 (10) |
5 | 3 | 98 | ドニー・ビークラー | ダラーラ/オーロラ |
|
完走 |
31 |
154 (9) |
6 | 8 | 24 | ロビー・ビュール | G-フォース/インフィニティ |
|
|
28 |
161 (8) |
7 | 20 | 7 | ステファン・グレゴワール | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
26 |
131 (13) |
8 | 19 | 81 | ビリー・ボート | ダラーラ/オーロラ | 207 | 完走 |
24 |
134 (12) |
9 | 18 | 55 | 服部茂章 (R) | G-フォース/オーロラ |
|
|
22 |
59 (23) |
10 | 2 | 11 | エリセオ・サラザール | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
22 |
173 (4) |
11 | 16 | 4 | スコット・グッドイヤー | ダラーラ/オーロラ |
|
|
19 |
175 (3) |
12 | 25 | 27 | ジミー・カイト | G-フォース/オーロラ |
|
|
18 |
57 (24) |
13 | 15 | 20 | タイス・カールソン | ダラーラ/オーロラ | 196 | 完走 |
17 |
109 (17) |
14 | 5 | 15 | サラ・フィッシャー (R) | ダラーラ/オーロラ |
|
|
16 |
70 (22) |
15 | 17 | 16 | デイビー・ハミルトン | G-フォース/オーロラ |
|
完走 |
15 |
73 (21) |
16 | 13 | 8 | スコット・シャープ | ダラーラ/オーロラ |
|
油圧 |
14 |
173 (4) |
17 | 23 | 30 | J.J.・イエリー | G-フォース/オーロラ |
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|
13 |
13 (34) |
18 | 7 | 28 | マーク・ディズモア | ダラーラ/オーロラ |
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エンジン |
12 |
167 (7) |
19 | 4 | 14 | ジェフ・ワード | G-フォース/オーロラ |
|
|
11 |
123 (14) |
20 | 21 |
|
スコット・ハリントン |
|
|
|
10 |
10 (36) |
21 | 14 | 51 | エディー・チーバーJr. | ダラーラ/インフィニティ | 96 | エンジン |
9 |
185 (2) |
22 | 22 | 19 | スティーヴィ−・リーブス | ダラーラ/オーロラ |
|
|
8 |
8 (39) |
23 | 9 | 12 | バズ・カルキンス | ダラーラ/オーロラ | 68 | エンジン |
7 |
105 (18) |
24 | 6 | 6 | ジェレット・シュレイダー (R) | ダラーラ/オーロラ | 37 | エンジン |
6 |
118 (15) |
25 | 10 | 88 | アイルトン・ダレ (R) | G-フォース/オーロラ | 13 | エンジン |
5 |
113 (16) |
トータルレースタイム: 2時間02分01秒882、平均スピード: 153.403 mph
ファステストラップ:ドニー・ビークラー(76周目、 214.626mph)
Firestone "First at 100" Award(レースディスタンスの半分終了時のトップ):グレッグ・レイ
ラップリーダー
ドライバー | リードラップ |
グレッグ・レイ | 182周(1-40, 53-69, 79-122, 125-156, 160-208) |
マーク・ディズモア | 16周(45-52, 72-74, 76-78, 123-124) |
ドニ−・ビークラー | 4周(41-44) |
タイス・カールソン | 2周(70-71) |
バディ・ラジェ | 2周(157-158) |
ロビー・マッギー | 1周(159) |
エディー・チーバーJr. | 1周(75) |
周回 | 原因ドライバー | 事故種類 |
14-18 | アイルトン・ダレ(リタイヤ) | アクシデント |
40-43 | ジェレット・シュレイダー(リタイヤ) | エンジンストール |
69-73 | バズ・カルキンス(リタイヤ) | オイル処理 |
138-142 | ごみ | |
147-163 | マーク・ディズモア(リタイヤ) | オイル処理 |
194-198 | サラ・フィッシャー(リタイヤ) | アクシデント |