3月19日、IRLの第2戦がフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われ、26番グリッドからスタートしたバディ・ラジェ(ヘメルガン・レーシング)が、巧みなレースワークで順位を上げ、160周過ぎにトップに立つと他を寄せつけない圧倒的な走りを披露してそのままゴール、見事優勝を飾った。この勝利はまた今季から参戦しているライリー&スコットシャーシの初勝利でもあった。2位はディフェンディングチャンピオンのスコット・グッドイヤー(パンサー・レーシング)が終始安定した走りで上位をキープして獲得した。3位はドニー・ビークラー(キャヒル・オート・レーシング )が入った。今年から参戦しているアル・アンサーJr.(ギャレス・ECR・レーシング)は9位に終わったが、129周から150周までトップを快走するなど徐々にIRLでもその頭角を現し始めている。一方ポールポジションからスタートのグレッグ・レイ(チーム・メナード)は初参戦のボビー・レジスター(トラスチェリ・チーム・レーシング)に絡まれ104周でリタイヤした。総合ポイントはこの日優勝のラジェが90ポイントでトップ、2位は第1戦優勝、この日7位のロビー・ビュール(ドレイヤー&ラインボールド・レーシング )で78ポイント、グッドイヤーが72ポイントの3位で追っている。
IRL 2000シーズン第2戦 MCI WorldCom Indy 200 最終結果(オーバルトラック1周 1.0 miles)
着順 | 予選 | 車番 | ドライバー | シャシー/エンジン | 周回数 | リタイヤ理由 |
得点 |
総得点 |
|
|
|
バディ・ラジェ |
|
|
|
50 |
90 (1) |
2 | 7 | 4 | スコット・グッドイヤー | ダラーラ/オーロラ | 200 | 完走 |
40 |
72 (3) |
3 | 11 | 98 | ドニー・ビークラー | ダラーラ/オーロラ | 200 | 完走 |
35 |
63 (4) |
4 | 17 | 11 | エリセオ・サラザール | G-フォース/オーロラ | 200 | 完走 |
32 |
62 (5) |
5 | 3 | 8 | スコット・シャープ | ダラーラ/オーロラ | 200 | 完走 |
33 |
48 (8) |
6 | 16 | 81 | ビリー・ボート | ダラーラ/オーロラ | 200 | 完走 |
28 |
50 (7) |
7 | 9 | 24 | ロビー・ビュール | G-フォース/オーロラ | 200 | 完走 |
26 |
78 (2) |
8 | 12 | 7 | ステファン・グレゴワール | G-フォース/オーロラ | 200 | 完走 |
24 |
36 (10) |
9 | 20 | 3 | アル・アンサーJr. | G-フォース/オーロラ | 200 | 完走 |
22 |
27 (15) |
10 | 8 | 51 | エディー・チーバーJr. | ダラーラ/インフィニティ | 199 | 完走 |
20 |
55 (6) |
11 | 13 | 14 | ジェフ・ワード | G-フォース/オーロラ | 194 | 完走 |
19 |
45 (9) |
12 | 5 | 6 | ジェレット・シュレイダー (R) | ダラーラ/オーロラ | 185 | 完走 |
18 |
29 (14) |
13 | 21 | 15 | サラ・フィッシャー (R) | ライリー・スコット/オーロラ | 183 | 完走 |
17 |
17 (22) |
14 | 18 | 30 | ロニー・ジョンコックス | G-フォース/オーロラ | 181 | 完走 |
16 |
16 (23) |
15 | 6 | 20 | タイス・カールソン | ダラーラ/オーロラ | 176 | 完走 |
15 |
32 (11) |
16 | 2 | 28 | マーク・ディズモア | ダラーラ/オーロラ | 157 | 完走 |
16 |
30 (13) |
17 | 19 | 18 | サム・ホーニッシュJr. (R) | G-フォース/オーロラ | 151 | クラッシュ |
13 |
23 (20) |
18 | 10 | 16 | デイビー・ハミルトン | G-フォース/オーロラ | 139 | ハンドル |
12 |
16 (23) |
19 | 1 | 1 | グレッグ・レイ | ダラーラ/オーロラ | 104 | クラッシュ |
14 |
27 (15) |
20 | 23 | 33 | ボビー・レジスター (R) | G-フォース/オーロラ | 100 | クラッシュ |
10 |
10 (25) |
21 | 25 | 17 | ニクラス・ジョンソン (R) | G-フォース/オーロラ | 84 | エンジン |
9 |
27 (15) |
22 | 24 | 88 | アイルトン・ダレ (R) | G-フォース/オーロラ | 74 | クラッシュ |
8 |
27 (15) |
23 | 15 | 12 | バズ・カルキンス | ダラーラ/オーロラ | 43 | クラッシュ |
7 |
31 (12) |
24 | 4 | 5 | ロビー・マッギー | G-フォース/オーロラ | 29 | クラッシュ |
6 |
26 (19) |
25 | 22 | 43 | ドグ・ディデロ (R) | ダラーラ/オーロラ | 24 | エンジン |
5 |
21 (21) |
26 | 14 | 27 | ジミー・カイト | G-フォース/オーロラ | 14 | エンジン |
4 |
4 (30) |
トータルレースタイム: 1時間47分11秒029、平均スピード: 111.957 mph
ファステストラップ:タイス・カールソン(95周目、 164.782 mph、21秒847)
"Leader at Halfway" Award(レースディスタンスの半分終了時のトップ): スコット・シャープ
ラップリーダー
ドライバー | リードラップ |
スコット・シャープ | 59周(30-32、46-101) |
バディ・ラジェ | 45周(151-155、161-200) |
ステファン・グレゴワール | 27周(102-128) |
アル・アンサーJr. | 22周(129-150) |
グレッグ・レイ | 18周(1-18) |
エディー・チーバーJr. | 13周(33-45) |
ロビー・マッギー | 11周(19-29) |
ロビー・ビュール | 5周(156-160) |
周回 | 原因ドライバー | 事故種類 |
30-38 | ロビー・マッギー(リタイヤ) | アクシデント(ターン2) |
45-57 | バズ・カルキンス(リタイヤ) | アクシデント(ターン3) |
76-84 | アイルトン・ダレ(リタイヤ) | アクシデント(ターン3) |
98-103 | タイス・カールソン | ガス欠けん引 |
106-112 | グレッグ・レイ(リタイヤ) ボビー・レジスター(リタイヤ) |
アクシデント(ターン4) |
153-159 | サム・ホーニッシュJr. | アクシデント(ターン3) |
162-166 | 特になし | コース上のゴミ回収 |