2002年第9戦 Cleveland (Ohio, USA) ---Airport Special Course---

ダ・マッダの連勝止まる。カーペンティアが自身2勝目をゲット

 CART第9戦は7月14日、オハイオ州クリーブランドの飛行場バーク・レイクフロント・エアポート内特設コースで行われた。毎年なんらかの波乱を呼ぶこのレースであるが、今回のクラッシュは1周目のタウンゼンド・ベル(パトリック・レーシング)とマリオ・ドミンゲス(ヘルデス・コンペティション)の衝突のみで、比較的平穏に決勝は進行した。それでも、4連勝中のクリスチアーノ・ダ・マッダ(ニューマン・ハース・レーシング)が21周でリタイヤするなど、リタイヤは7台を数えた。優勝はパトリック・カーペンティア(フォーサイス・レーシング)で、今季初優勝。昨年のミシガンでのドタバタのキャリア初勝利とは違って今回は予選から十分な早さを見せつけ、圧倒的な2勝目となった。2位と3位には、ともにCARTの顔と呼べる2人、マイケル・アンドレッティ(チーム・モトローラ)とポール・トレイシー(チーム・グリーン)が入った。日本人ドライバーも好調を維持、高木虎之介選手が粘り強くトップと同一周回にしがみ付き7位を獲得、マシントラブルで最下位スタートとなった中野信治選手も10位と3戦連続ポイント獲得となった。

Back