2002年第16戦 Miami (Florida) ---Street Course---

ダ・マッダ優勝で年間チャンプ決める!フッティパルディが2位の座から同僚を祝福!

 前のレースから3週間も間を開けて10月6日行われた、CART第16戦グランプリ・オブ・アメリカスは、フロリダ州マイアミの海を傍目に見る特設サーキットが舞台。初開催のこのストリートでも、強みを発揮したのは、このレースの結果によっては年間チャンプも決定する絶好調のクリスチアーノ・ダ・マッダ(ニューマン・ハース・レーシング)。予選こそ7番手と出遅れたものの、ストリート・ロードで異様なまでの強さを発揮するダ・マッダはこのレースでも徐々に自分の流れに引き寄せ、先行するトニー・カナーン(モー・ナン・レーシング)とスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の接触事故のあとはトップを独走、あっさりと今季の7勝目を手にした。ランキングで追いすがるブルーノ・ジャンケイラ(チップ・ガナッシ・レーシング)とダリオ・フランキッティ(チーム・グリーン)が必要なポイントを獲得出来なかったため、このレース終了後に、ダ・マッダの年間チャンピオンが決定した。このレースの2位にはダ・マッダのチームメイト、クリスチャン・フィッティパルディが入り、ダ・マッダの年間チャンプ祝福に花を添えた。3位はジミー・バッサー(チーム・レイホール)。予選で3番手と素晴らしい位置につけた高木虎之介選手(ウォーカー・レーシング)は、レース直前にマシントラブルを抱え惜しいレースをリタイヤで終えた(15位)。中野信治選手(フェルナンデス・レーシング)は派手な車両炎上でリタイヤに追い込まれ、14位に終わったうえに、軽傷ながら手に火傷をおった模様。

主な結果は次の通り。

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