2002年第15戦 Rochingham (England) ---Oval Course---

フランキッティが地元凱旋勝利!興味深い新人の出現と高木の激走も。

 9月14日、CARTは舞台をヨーロッパに移して、イギリスのロッキンガムサーキットで行われた。本来2戦あったヨーロッパでのレースがドイツのサーキット倒産のために1戦のみとなったため、大注目となった今年のロッキンガムは、昨年悩まされ続けた雨の影響もなく、激しいレースが展開された。このレースがデビューとなる地元のチーム、チーム・セントジョージ(ディル・コインレーシングの肩書きを借用)に乗る弱冠19歳のダレン・マニングが途中18周をラップリードする激走を見せ、ロッキンガムを盛り上げると、ここが地元のダリオ・フランキッティ(チーム・グリーン、スコットランド出身)が5位からの追い上げで残り39周で遂にトップに発つと、あとはそのままチェッカー。嬉しい地元初勝利をあげた。フランキッティはこれでCART通算10勝を達成、地元で2重の喜びとなった。2位はランキングトップのクリスチアーノ・ダ・マッダ(ニューマン・ハース・レーシング)が手堅く入りポイントを伸ばし、パトリック・カーペンティア(フォーサイス・レーシング)が3位に入った。高木虎之介選手はこのレースでも好調、4番手スタートから一時は2番手まで上昇、ピット作戦のミスで結果は6位に終わったが、もてぎで見せたような素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。中野選手は早々にリタイヤ、16位に終わった。

主な結果は次の通り。

Back