CART第８戦は７月１日、オハイオ州クリーブランドの飛行場バーク・レイクフロント・エアポート内特設コースで行われた。予選では主力組がコースに飛び出す直前に雨が降り出し、予想もつかない意外な予選結果をもたらした。ポールポジションはマウリシオ・グージェルミン（パックウエスト・レーシング・グループ）で、高木虎之介も今季のベストグリッド８番手につけた。レースはこのために例年通りに１コーナーで混乱したが、その後は平然と進んだ。中段から飛び出したダリオ・フランキッティ（チーム・グリーン）と参戦２戦目のミーモ・ギドリー（チップ・ガナッシ・レーシング）が激しく競り合ったが、フランキッティが僅かに先行してチェッカーを受け、1999年第１９戦サーファーズ・パラダイス以来２９戦ぶりとなる優勝を達成した。ギドリーはわずかに及ばず２位となったが、チップ・ガナッシとしては、ドライバー交代が効を奏している形だ。３位にはブライアン・ハータ（ザクスピード・フォーサイス・レーシング）がこれまた久し振りの表彰台となった。フランキッティ、ハータとも昨年は不運が重なっていただけに久々の嬉しいニュースになった。中野はメカニカルトラブルで途中リタイヤ、高木は１週遅れの１４位に終わっている。
主な結果は次の通り。
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第８戦の結果 １ ダリオ・フランキッティ チーム・グリーン |