2001年第1戦 Mexico (Monteley, Mexico) ---Road Course---

名門へ移籍のダ・マッダ、トヨタにロード初勝利をプレゼント。

 21世紀のCARTがスタートした。初戦は初開催となるメキシコのモンテレーでのレースで、11万をこえる大勢の観客が見守った。レースはポールポジションからスタートのケニー・ブラック(チーム・レイホール)がリードを保つが、途中で2度のコースオフを犯して脱落すると、その後ろをピタリとつけていた今年から名門ニューマンハースに移籍のクリスチアーノ・ダ・マッダが代わってトップに立ち、2位につける昨年の年間チャンピオン、ジル・ド・フェラン(チーム・ペンスキー)の追撃を許さずトップでチェッカー、キャリア2勝目を獲得した。ダ・マッダの優勝はダ・マッダ個人、そしてトヨタエンジンにとっても初のロードコース制覇となった。昨年圧倒的な力でフォーミュラニッポンを制覇し、堂々の経歴を引っさげて今年から参戦の高木虎之介(ウォーカー・レーシング)は振るわなかった予選の順位から決勝では大幅に順位を上げ、ポイント圏内の10位でゴール、ルーキーの中では最高位となった。チームを移籍した中野信治選手(フェルナンデス・レーシング)は途中接触があり、18位に終わっている。
 
 
第1戦の主な結果
 1 クリスチアーノ・ダ・マッダ    ニューマン・ハ−ス・レーシング
 2 ジル・ド・フェラン        チーム・ペンスキー
 3 ポール・トレーシー        チーム・グリーン
 4 マイケル・アンドレッティ     チーム・モトローラ
 5 ケニー・ブラック         チーム・レイホール
 6 ジミー・バッサー         パトリック・レーシング
 7 トニー・カナーン         モー・ナン・レーシング
 8 エリオ・カストロネベス      チーム・ペンスキー
 9 ダリオ・フランキッティ      チーム・グリーン
10 高木虎之介            ウォーカー・レーシング
11 ニコラス・ミナシアン       チップ・ガナッシ・レーシング
12 マックス・パピス         チーム・レイホール

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