2001年第10戦 Michigan 500 (Michigan, USA) ---Super Speedway---

カーペンティア、5年越しの念願叶う!苦労人待望の初優勝!

 CART第10戦は7月22日、ミシガン州ミシガンスピードウェイにおいて500マイルレースの祭典、ミシガン500が行われた。予選が雨でキャンセルされ、プラクティスの結果が予選順位に採用されたおかげで高木選手が3番、中野選手が8番グリッドからのスタートとなるなど驚きの予選結果から始まったこのレースは、例年に負けないドラフティングを駆使した激しいバトルが展開された。2時間50分を越えるレースを制したのはパトリック・カーペンティア(フォーサイス・レーシング)。デビューからフォーサイス・レーシング一筋で5年目を迎え、デビューイヤーこそルーキーオブザイヤーに輝いたが、これまで1勝に恵まれなかっただけに口惜しい思いをして来たが、これで今までの苦労が報われた。2位のダリオ・フランキッティ(チーム.グリーン)はカーペンティアと同じ年のデビューでルーキートップの座を激しく争った経歴を持っており、カーペンティアの初優勝に花を添えた。3位のミチェル・ジョルディンJr.(ヘルデス・ベッテンハウゼン)もまた初の表彰台となった。一方予選こそ恵まれた日本勢だったが、高木虎之介選手(ウォーカー・レーシング)はまたも13位に止まり1ポイントが遠い。中野選手は151周目にマシントラブルでリタイヤした。

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