CART第7戦が6月18日、デトロイトのベル・アイル公園内特設コースで行われ、チーム・ペンスキーのエリオ・カストロ・ネベスが初優勝を成し遂げた。ポールをとったら延期のジンクスが今回は破られたポールポジションのファン・モントーヤ(チップ・ガナッシ)が今回も圧倒的な速さを見せて84周中60周をリードするがまたもトラブルでリタイヤ、そんな中予選から調子の良かったカストロ-ネベスが辛抱強く上位争いを展開し、84周を走りきり見事自身の初優勝となった。これで7戦終わって7人のウイナーがうまれたことになり、モントーヤの速さばかりが目につくレース展開とは裏腹に各チームの拮抗ぶりが伺える。2位には久々に安定したドライビングを見せたマックス・パピス(チーム・レイホール)が入り、成長著しいルーキーのオリオール・セルビア(PPI)が初の3位表彰台をゲットした。ポイントランキングはここまでトップのポール・トレイシー(チーム・グリーン)が今回ピットクルーをはねて失格となったが、追いかけていた選手達が全く振るわず、7位フィニッシュのジミー・バッサー(チップ・ガナッシ)に5ポイント差まで追い上げられたもののトップをキープしている。日本勢では今回からカラーリングの変わった黒澤琢弥(ディル・コイン)が12位に入り、念願の初ポイントをゲットした。中野信治(ウォーカー)は振るわず15位。
主な結果は次の通り。
第7戦の結果 1 エリオ・カストロ−ネベス チーム・ペンスキー
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