2000年第15戦 Vancouver (Canada) ---Street Course---

調子はバンクーバーのコースのごとく。トレイシーが連勝で3勝目!

 9月3日、CART第15戦がカナダのバンクバーにあるストリートコースで行われた。ポール・トレイシーとダリオ・フランキッティのチーム・リーン勢が前戦に続き調子の良いところを見せ、トレイシーが今季3勝目を挙げるとともにチーム・グリーンの1−2フィニッシュを達成した。今回も予選ではフランキッティがポールポジションを獲得、2番手にトレイシーがつけ、レースもこの2台を中心に展開された。ピットストップでフランキッティがエンジンストールを犯したためトレイシーに優勝が転がり込んできた。バンクーバーのコースはおおまかに見るとU字型に見え、トレイシーの調子も前半は非常に良かったのが中盤でつまづき、ここにきて盛りかえしていることから見てもまさにバンクーバーのコースのごとき調子の変化と言えなくもない。ポイントランキングでもトップのマイケル・アンドレッティ(ニューマン/ハース・レーシング、今回12位)に6ポイント差の2位に浮上、トップを伺う勢いだ。3位は連続表彰台となるエイドリアン・フェルナンデス(パトリック・レーシング)。中野選手はクラッシュを喫し50周でリタイヤ、19位に終わった。

主な結果は次の通り。

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