8月20日、CART第14戦はアメリカで最も美しいパーマネントコースと言われるウイスコンシン州エルクハートレイクのロードコースで行われ、ポール・トレイシー(チーム・グリーン)が今季2勝目を挙げた。グリーン勢はここ数戦チーム自体の調子が上がらず伸び悩んでいたが、予選でトレイシーのチームメイト、ダリオ・フランキッティがポールポジションを獲得するなどエルクハートレイクでは元気なところを見せる。決勝はしかしながらグリーン勢は出だしにつまづき3番手スタートのアレックス・タグリアーニ(フォーサイス・レーシング)にトップを奪われてしまう。トレイシーにいたってはほとんどどん尻の23位まで順位を下げてしまうが、その後粘り強い走りを見せると、タグリアーニ、アンドレッティ、モントーヤ、ド・フェランらが次々にリタイヤし気づいてみればトップに立ったトレイシー、その後ピット作業でトップを譲ることはあったものの順調に走行を重ねてチェッカーを受けた。2位にはエイドリアン・フェルナンデス(パトリック・レーシング)が入り、3位のケニー・ブラック(チーム・レイホール)とともにポイントを100点台に乗せ好調をアピールしている。4位に入ったロベルト・モレノ(パトリック・レーシング)がポイントランキング2位に返り咲いている。なお今回のレースは完走10台というサバイバルレースで、中野選手もメカニカルトラブルで早々にリタイヤ、21位と振るわなかった。
主な結果は次の通り。
第14戦の結果 1 ポール・トレイシー チーム・グリーン
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