ハンドフォード・デバイスの凄まじいレースの記憶も新しい7月30日、CART第12戦シカゴグランプリがシカゴ市郊外の1マイルオーバルコースで行われ、今年随所に光る走りを見せ地道にポイントを重ねていたクリスチアーノ・ダ・マッダ(PPI)が自身そしてチームにとっても初となる優勝を遂げた。レースはファン・モントーヤ(チップ・ガナッシ・レーシング)が引っ張る序盤の展開が177周目で一変。突然のマシントラブルによって宣戦離脱を余儀無くされたモントーヤに代わって同じトヨタエンジンのダ・マッダがトップに立つと、マイケル・アンドレッティ(ニューマン/ハ−ス・レーシング)の追撃をかわしてそのままチェッカー、嬉しい初優勝となった。3位は指の骨折を押して出場のジル・ド・フェラン(チーム・ペンスキー)。ポイントランキングではアンドレッティが2位ロベルト・モレノ(パトリック・レーシング)との差を22ポイントに伸ばした。また優勝のダ・マッダはモントーヤを抜いてトヨタ勢のトップに立った。日本勢は中野選手が174周リタイヤ、黒澤選手は前戦の事故の影響で出走していない。
主な結果は次の通り。
第12戦の結果 1 クリスチアーノ・ダ・マッダ PPI
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