CART第11戦ミシガン500が7月25日、ミシガン州ブルックリンの2マイルオーバルコース(スーパースピードウェイ)で行われ、ファン・モントーヤ(チップ・ガナッシ・レーシング)がミルウォーキー以来となる今季2勝目を挙げた。レースは昨年度から取り入れられたハンドフォードデバイスと呼ばれるリヤウイングの特殊効果を武器に各車とも壮絶なバトルを展開し、実に10人ものトップランナーが現われるという派手な展開となり、その中でもエリオ・カストロ・ネベス(チーム・ペンスキー)が最多リードラップをとっている。しかし最終的にはモントーヤとマイケル・アンドレッティ(ニューマン/ハ−ス・レーシング)が終盤のレースを引っ張り、最後までどちらが勝つか分からない展開のまま0.040秒というわずかの差でモントーヤが逃げ切った。アンドレッティは2位に入り、シーズンポイントランキングでロベルト・モレノ(パトリック・レーシング)を抜きトップに躍り出た。3位はダリオ・フランキッティ(チーム・グリーン)が入っている。日本勢は中野選手はマシントラブルで途中リタイヤ、黒澤選手は予選中の事故の影響で出走を取り止めている。
主な結果は次の通り。
第11戦の結果 1 ファン・モントーヤ チップ・ガナッシ・レーシング
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