CART第10戦トロントグランプリが7月16日、カナダのトロント市街地コースで行われ、乱戦のレースをマイケル・アンドレッティ(ニューマン/ハ−ス・レーシング)が征し、今季2勝目を挙げた。この勝利でアンドレッティは通算40勝目を飾るとともに、シーズンポイントランキングで先行するロベルト・モレノ(パトリック・レーシング)に2ポイント差まで迫った。レースはポールスタートのエリオ・カストロ・ネベス(チーム・ペンスキー)をスタートでかわしたクリスチアーノ・ダ・マッダ(PPI)がレースの大半をリードする展開で進行するが、レース後半のピットワークでアンドレッティがダ・マッダを逆転、そのままチェッカーを受けている。2位には久々に強いレース運びをしたエイドリアン・フェルナンデス(パトリック・レーシング)、3位には4戦連続でノーポイントが続いていたポール・トレイシー(チーム・グリーン)が入っている。112周中73周のリードラップを奪ったダ・マッダはなんとか4位に入っている。ダ・マッダにすっかりトヨタのトップを奪われてしまった格好のチップ・ガナッシ勢だが、今レースもモントーヤが1周目にダリオ・フランキッティ(チーム・グリーン)と絡んでリタイヤし、不運が続いているほか、ジミー・バッサーも9位と冴えない結果に終わっている。日本勢は中野選手、黒澤選手とも満足行く走りが出来ないままともにリタイヤでレースを終えている。
主な結果は次の通り。
第10戦の結果 1 マイケル・アンドレッティ ニューマン/ハ−ス・レーシング
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